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てんかんや躁うつ病の治療薬とBECCT

BECCTはローランドてんかんとも呼ばれ、乳児や幼稚園児に多く見られるてんかんの一種です。
脳波の異常が脳の中心・側頭部に見られるという特徴があります。
寝ている時に発作が起きることが多く、起き抜けに顔面がけいれんしたり、よだれを垂らしたり、しびれを訴えたりします。
脳波の異常が頻発する割には、発作の回数はそれほど多くありません。

よく見られる小児てんかんと違って、BECCTは知的障害や運動障害を伴いません。
また経過は一般的に良性で、10歳ぐらいになると自然に治ってしまうことが多いとされています。
てんかんは原因を根本的に取り除くことはできないと考えられがちですが、BECCTのように自然治癒するケースもあり、患者によって病態はさまざまです。

BECCTの症状を抑えるには、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬を使用します。
この薬は躁うつ病や三叉神経痛の治療薬としても用いられており、対症療法的に脳神経の過剰興奮を抑制します。
原則として最初は少量を投与し、様子を見ながら分量を増やしていきます。
少なすぎると効果がなく、飲み過ぎると副作用が強く出るため、血中濃度を調節しながら慎重に服用しなければなりません。
また飲み合わせの悪い薬が多く、グレープフルーツジュースは一緒に飲まないほうが良いとされています。

BECCTの診断は必ずしも簡単ではありません。
一種類の薬を飲んでも発作が治まらなかったり、かえって悪化したりする場合は、別の薬を試してみる必要があります。
症状や脳波の状態から判断して、適切な薬を選択しますが、医師によって判断が分かれることもあります。
不安を感じたならセカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。

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